店主日誌
2006年3月

3/14
(火)

 10日、仙台から浅野祥、柴田雅人、東京にいる小山豊、新田昌弘の津軽三味線プレーヤーに集まって頂き、8月26日に行う『東京バトルU』の宣伝広告用の写真をムーブ町屋の写真撮影スタジオで撮った。殆んど演奏しか聴いたことがなかったが、実際に話してみるといずれも清新な若者たちで、みずみずしく輝く彼らの集合は未来の三味線音楽の誕生に大きな期待を深く抱かせる。

3/7
(火)

 昨日、「春一番」と「啓蟄」が一緒にやって来た。天と地が弥生の目を覚ます。

 3月3日は、『福士ファミリーひなまつりコンサート』があり、三味線かとうは総勢で応援する。山口繁夫は音響、山口真明は舞台周りの音響と舞台監督、新人の倉橋勝は舞台の装置などを担当、そして私は客席の真ん中よりリハーサルの進行を務める。リハーサルは30分押したが順調に終え、6時の開演時にはほぼ8割方のお客様が席に着いた。福士豊秋、三味線よもやま話あり、成田雲竹女、福士豊秋、福士あきみのそれぞれの唄のコーナー。普段、なかなか聞けない津軽の曲を3人の唱い手とそれぞれの三味線と太鼓の伴奏が心をこめて丁寧に、一曲一曲を紡いでゆく。ゲストの神谷茂良氏、松橋礼香さんを交えた曲弾きも入る。後半、福士あきみの唄、津軽小原節で・・・。リハーサル直前に決まったこの三味線伴奏を一曲だけ木乃下真市氏が弾いた。福士あきみさんの声量ある唄声と万感の想いをしっかと受け止めて一バチ、一撥を振り下ろして奏でる音が静かに客席にしみわたる。