店主日誌 2005年1〜2月 |
2/14 (月) |
このところインフルエンザが猛威を振るっている。頑強なS・山口が災禍に見舞われダウン。身辺近くにもバタバタと倒れる者が何人かいる。気をつけよう。今から予防注射は有効なのだろうか? そういえば2月も中旬になるがM・山口に花粉の影響はまだ見られない。やがて来るその瞬間をお気の毒に思う。ただ彼が花粉を吸ってフガフガ言い始めた時、往来から見える店内で、ティッシュペーパーをやたらと両鼻にいっぱい詰め込み、志村ケンの『ひげダンス』みたいな顔で『夢絃21』の音出しチェックをするのはやめて欲しいものだ。 今朝、愛犬の散歩の帰り道、よその家の玄関先の木にうぐいすが2羽とまって、仲良く元気に飛び去って行った。彼らは夫婦モノだろうか・・・あっ、もう春。 |
2/10 (木) |
最近良く使用されているチューナーの取材ということで邦楽ジャーナル社『バチ2』織田編集長来店。 15年前、『夢絃21』の発売開始時、邦楽ジャーナル社を訪ねた時、新入社員になったばかりの初々しい女性が織田さんだった。以来新製品が出る度(或いはコトある度と言うべきか)に何かとお世話になっている。 |
2/9 (水) |
江東試験場で免停短縮の講習を1日受ける。講習官ではないが、長い講習も良いほうに考えて自分の為と思ったほうが良い。確かに事故は怖いし、自分の運転をよくよく反省する機会になった。テストには関係ない運転シミュレーションもやるのだが、2回も前の車に追突してしまったのには自分で思わず笑ってしまった。 |
2/8 (火) |
先月末、TBSの早朝番組『東京ウォーキングマップ』という番組に三味線かとうが紹介される。音楽プロデューサーの星川京児氏が散歩人で、日暮里の『和音』からタイの仏教寺院に入り、三味線かとうに立ち寄ったあと、都電に乗って終着駅三ノ輪橋で下車して南千住の小塚原回向院へ行く。最後はうなぎやの縁台で経木に乗せた大うなぎを2枚を豪快にほおばるという星川さんらしい案内役ぶりだった。 |
2/3 (木) |
荒川第5中学校にSM山口両選手は、昨日今日の2日間午前中講師として三味線の授業に参加する。 |
2/1 (火) |
上妻宏光氏来店。久しぶりに余裕があったようで長い時間お話しが出来た。ヨーロッパツアーのこと、使用している三味線の調子、新しい試みのこと等々、こちらも聞きたいことはいくらでもある。体調はすこぶる良い様子。 |
1/25 (火) |
『パッション』初日を見た。開演前にもう15年以上も木乃下さんを見続けているファンの方とロビーでお会いした。終演後、感極まった様子で『やっぱり、木乃下さんいいですねえ』目が熱く潤んでいた。帰りに上野のラーメン屋に寄り、店の連中と今夜の感想をあれこれ話す。 |
1/22 (土) |
津軽の皮を乾かしているこの間に少し書いておこう。
昨年大晦日、M・山口は一睡もせず、元旦のNHKスタジオパーク木乃下真市氏生出演の楽器調整に明けて2005年が開始した。初めて目の前で聴く『パッション』に久しぶり身の毛がよだつ。10日NHK生放送、DJケンタロウとの一発ガチンコVS、ハートがギリギリとこすられる。私はNHKなので遠慮しながらも雄叫びを上げ続けた。 同じ日の昼間、サンパール荒川では成人式が行われ、最初のアトラクションで『異端侍』が新成人に向けて強烈なパフォーマンスをぶちかました。メンバーは津軽三味線西元、和太鼓Ajo、Djコマ。晴着姿の観客席は身を乗り出したまま凍った。熱い拍手が一斉に沸き起こる。 他に、はなわちえさんのNHK公開収録あり、小山豊さんのワンマンライブあり、1月からM・山口は大車輪の活躍。花粉症の彼は恐るべき大襲来の2月、「花粉で死ぬ」と騒いでいる。 一方、S・山口はこのところ『夢絃21』シリーズは後輩のMに任せ、もっぱら自らが発案、製作した『すべらない糸巻』の改良に余念がない。津軽、民謡はもちろんだが、象牙または象牙調糸巻のジョイントを成功させたことで長唄、地唄のプレーヤーにとっても「目からうろこ」に違いない。せっかくの腕があるのに、手の力が弱くなってあきらめた三味線を再び出来るようになったと言って感謝されることが度々ある。今年のSは『すべらない糸巻』のスーパースペシャリスト。スーパーマントをひっさげてお客さまのいるところ全国を飛び回るぞ。
ところで新年にあたり年間のスケジュールを立てた。ちとしゃん亭を復活させて4月、7月、9月の3回行う。東京バトルは長い協議の末、来年開催することに決めた。近いうちに発表して出場したいメンバー達を募るつもりだ。今から『一曲』のレパートリーを組み立てていただくのを楽しみに期待する。 明日は千葉で高山なおこさんが『夢絃21』を初使用する。M・山口は日曜にめげず喜び勇んで・・・。そして明後日からいよいよ木乃下真市氏の『パッション』ツアーが始まる。 |