荒川タウン情報誌 ほっとタウン 平成20年5月号 No.233

ちとしゃん亭20周年記念七夜連続三味線ライブ
Challengers -夢追うもの、みな崇高な挑戦者たち-
8月25日(月)〜8月31日(日)ムーブホール

BACK STAGE INTERVIEW
 

今回の企画趣旨は?

 ちとしゃん亭が20年目を迎えるにあたって、初心に帰り、新たな挑戦をしたいと企画しました。

20年の間に色々なことがあったと思いますが、特に印象的なものはありますか?

 いくつもありますが、特にと言えば1995年、木乃下真市が和太鼓の世界的奏者、林英哲と競演した時と2000年の『木乃下真市×上妻宏光+M』はボクシングの世界タイトルマッチのようでした。

コンサートを通じて何を伝えたいですか?また、何を発信したいですか?

 現代最高の三味線プレイヤーたちが、新しい芸術に挑戦して新しい何かを生み出す瞬間を、渋谷とか下北沢とか、いわゆる“文化村”ではなく、ここ町屋でご覧いただきたい。

“ライブ”の見所を聞かせてください。

 初日の『本條秀太郎with J-TRAD ATAVUS』と千秋楽、木乃下真市の昼・夜の公演です。前者は1989年に細野晴臣プロデュースで初演され、2007年『春の紫綬褒章』を受賞した本條秀太郎が、更に新しく芸術性の高い三味線音楽に仕上げています。
 後者は、昼が津軽三味線の最高峰、木乃下真市の津軽三味線古典曲のみで、夜は木乃下真市のオリジナル曲によるコラボレーション。元BOØWYのドラマー、高橋まことを迎えての一騎打ちは最高にエキサイティングなものになるでしょう。
 2日目は情感あふれる歌詞を持つ『マホロバガクザ」、一方の『ヒビキメロヲ』は極めて爆発的で、両者とも感性豊かなロックミュージシャン達です。
 『上妻宏光』は純邦楽における「日本ゴールドディスク大賞」を2度受賞し、三味線界において最もメジャーに活躍しています。今回は最高に素敵な共演者を交えてのスペシャルライブ。
 『国本武春』は浪曲師だが、三味線を握らせたら彼の右に出るものはいないと言って良いくらいの天才です。滑らかで軽妙な語り口は「広沢虎造」の再来かと言われるくらいです。
 『津軽三味線女性チャンピオンTOKYO決戦」の『はなわちえ』と『松橋礼香』は二人とも女性らしく繊細で感情豊かな奏法に特徴があります。初めての女性チャンピオン同士の対決は極めて見応えがあります。
 『浅野祥×柴田雅人×新田昌弘×小山豊』はいずれも津軽三味線界最高のホープたちです。今回は一昨年サンパール荒川を満席にした『東京バトルU』のメンバーのうち三味線だけの対決ライブです。

ライブを楽しみにしているお客様ヘメッセージをお願いします!

皆様、今から体力を温存して、強靭な心臓を持ってご来場ください。呼吸が止まるほどのコンサートになります。